APC(アーペーセー)デニムの種類・特徴・魅力についてまとめてみました!
ネットの評判では色落ちに定評あるAPCのデニム。
その上、ミニマムかつシンプルなデザインで、使いやすいといった印象。
そんなAPCデニムについて掘り下げていこうと思います!
APCとは?
ジーンズの発祥地アメリカのブランドと並んで、デニム愛好家が「好きなデニム」として挙げるのがフランスのファッションブランドA.P.C(アーペーセー)のデニムです。
1987年にジャン・トゥイトゥによってブランドが設立されました。
80年代といえばリーバイス501の全盛期で、ジーンズ=リーバイスといった風潮でした。
そこに突如としてあらわれたA.P.Cのデニムは、加工を一切しない硬めのストレートシルエット。
ヒップ部分のパッチもなく、シンプルだけを追求した新しい時代のデニムとしてファッション界を騒然とさせました。
しかし、APCのデニムは、スッキリとしたコンパクトな印象。
いちど試着もしてみましたが、リジット特有のパリッと重たい感じがあまりなく、最初から履きやすそうな印象でした。
↓桃太郎ジーンズとAPCの比較画像です↓
こう比較してみると、APCジーンズのほうがインディゴは薄くてシルバーっぽい印象。
A.P.Cデニムの魅力を解説!
引用元|APCホームページ
APCデニムについて魅力について調べてみました。
洗練されたシルエット
ジャン・トゥイトゥの哲学的なインスピレーションによって生まれたAPCデニム。そもそもは、ジャン・トゥイトゥが旅行中にデニムを紛失したことから始まりました。
自分の体やイメージにマッチしたデニムがないことに憤して、自分が好きなデニムを作ったのがフォーストモデル「ジーン スタンダード」の誕生です。
80年代デニム最大の特徴は、ハイウエストであることです。また、滑らかな表面のデニムを均等に色落ちさせる洗い加工が当時のトレンドでした。
APCデニムは、ストレートレッグの生セルビッチデニムが基本になっています。このシンプルなデザインに、世界屈指のデニムメーカー「カイハラ」の素材。
また、シルエットは中性的なユニセックス仕様。感性が高く多様性のあるファッションに馴染みやすいなど、こだわりを感じさせます。
シンプルで無駄のない表情
ブランドネームを革パッチで表現することは簡単です。ですが、ミニマムこそがファッションの本質であるとミニマリズムに徹し、デニムのディテールへこだわり続けています。
独学でファッションを学んだからこそ、ブランドネームではなくデニムを履く人そのものが自分のブランドを作るべきだと考えているのです。
この哲学があるからこそ、APCデニムの主張は控えめであくまでも脇役として、主役である履き人を支えてくれているなーという思います。
定評のある色落ち
APCのリジットデニムは、上質な高級綿糸マザーコットンにインディゴ染を繰り返し作られています。
そのため、履き込んでいくとマザーコットン本来の色が顔出しするので、他のデニムには見られない絶妙なニュアンスの風合いが楽しめます。
また多少乱暴に扱ってもシルエットの崩れがなく、洗濯してもねじれも起きず理想的なシルエットをキープ。
あたり部分だけがベージュに落ちていきますので、洗濯をせずに履きこなしていくと絶妙な色落ちのデニムが完成します。
リジットデニムのおすすめランキングについては、こちらの記事もチェック!実際に93名にアンケートをして評判についてまとめました!
リジットデニム(生デニム)好き93人に聞いた!おすすめリジットデニムのブランド5選!
APCの気になる評判について調べてみた!
2year 2month
Levi’s501のサイズが合わない自分からすると、A.P.C.のデニムで一等人気無いニュースタだけれどシルエットいいぞ。#APC #NewStandard pic.twitter.com/Jst1WNnWVN— HIROLL (@HIROLL9) December 21, 2020
A.P.C.プチニュースタンダード
エイジング日記② 開始から約1ヶ月
ノンウォッシュのリジットだから、最初固くてバキバキのパツパツだったのが大分ゆったりしてきた(^ ^)
仕事と寝る時以外はずっと履いてる
ヒゲ、ハチノスがいい感じに入ってきた。
またアタリは出てない模様( ´ω` )#アーペーセー pic.twitter.com/GnisPUUUvZ— よしき (@Joker9Bcat) April 23, 2020
最初はサイズ感がキツかったようですが、だんだんと伸びていき良い感じになったようです。またアタリについても楽しめている様子ですね!
A.P.C new standard ノンウォッシュ約1年 実質4ヶ月くらい 徐々にアタリが😉#APC #アーペーセー #ジーンズ #色落ち pic.twitter.com/h5tfzf3vz2
— OZYMN (@OZYMN3) August 10, 2020
こちらも楽しんで育成している様子が伝わってきますね。穿き込み頻度は少ないようで徐々にアタリがつき始めているようです。
履き込み10ヶ月👖
さすがに破れそうになってる所がチラホラ出てきた😑
ハチノスはヒゲはいい感じかな?🤔#ジーンズ #APC pic.twitter.com/gGT23hPPb1— セイ (@osauto) November 30, 2020
10ヶ月しか経っていないのにも関わらずに、ダメージが深刻のようです。ただこちらも着実に育っている様子です。
アーペーセーのデニム、あちしには無理だった
オシャレは我慢とはよく言ったものだわ— omochi.Ptla (@hatamo73) January 6, 2021
この方はサイズ感が合わなかったようです。基本的にAPCに限らずに、リジットデニム(育成系)はぴったりサイズをおすすめされます。サイズ感が気になる方は1サイズ上での購入も良さそうです。
APCデニムの種類について
レディースシルエットは4モデル、ユニセックスモデルと計8モデルを展開!
ユニセックスモデルは24~36インチまでのサイズが揃っているのでかなり幅広いサイズ展開です。
リジット特有の硬さが苦手なひとにとってこの柔らかさは魅力的に感じるポイントかと思います。
各ブランド共通ですが、丈は縮みますので、裾上げする場合は3~5cm長めのカットがおすすめです。
プチスタンダード
ややトレンドを意識したシルエットで、ニュースタンダードベースで股上を浅く、ヒップやレッグラインがスリムなストレートシルエットです。
スキニーほどとんがった印象はありませんが、APC.らしいタイトなラインが美しい。脚を長く美しく見せるので、定番デニムとして好評です。
窮屈感もなく、ストレートまで太くはないので年齢を問わず人気のあるシルエット。
ニュースタンダード
APCデニムの定番ストレートシルエットで、股上が深いベーシックデザイン。ボタンフライ、5ポケットで501ファンも唸らせる定番ストレートです。
裾はナチュラルなテーパードラインですが、脚入れすると美しいストレートシルエットに見えます。
サイズによってルーズにも、ミニマルにも着こなせるデザインですので、サイズを変えて何本でも手元に置きたくなります。
プチニュースタンダード
APC独自の股上の深さを残しつつ、ヒップ周りとレッグライン細めにしたスリムストレートです。
トレンド感を意識しながらも、スキニーほど細いデニムではありません。ジャケットと合わせたり、ダウンとのコーデが美しいレッグラインが魅力です。
ニューキュアオム
APCデニムの中でもスキニーに位置するのがニューキュアオムです。他のブランドと比較するとそこまで細くはありませんが、男性の体形に合わせたシルエットで裾はテーパードシルエットが採用されています。
ヒップランをスッキリさせ。腿から膝にかけてが特にシャープなシルエット。プチスタンダードと比較しても、スリムで脚長効果も期待できます。
APCらしいニュートラルなデザインですが、すでに廃盤となっているので古着かオークションでしか手に入れることはできなくなりました。